適応障害とは
- 環境の変化があってから…
- 気分が落ち込む
- イライラする
- ドキドキする
- 頭痛が治らない
- 眠れない など
生活環境の変化やストレス性の出来事(転居、失恋、転勤など)の後に、不安・抑うつ・不眠・イライラなどのうつ状態が現れたり、攻撃的な行動をするようになったりします。出来事の後、通常1カ月以内に症状が現れます。重症ではありませんが、放置すると症状が長引き、治りづらくなります。
診断
- ストレス要因が明らかなこと
- それに順応できず苦しみ、上記のような症状があること
- 重症ではないこと
上記3点が基準です。ストレス要因がなくなると速やかに症状が収まることも特徴です。適応障害を繰り返す場合は、双極性感情障害など他の精神疾患の可能性もあります。
治療
ストレス要因に対する環境調整、適応を助ける助言、うつや不安に対する薬物療法が行われます。(薬物療法が不要な場合もあります)
適応障害とデイケアセンター
適応障害の多くはうつ状態で外来受診となります。症状が長引いていたり、外来治療では改善しない場合は、休養(休職)を要することもあります。うつ病と同様にデイケアやリワークを利用し認知行動療法などを行います。それが適応を助けるサポートになります。